GVEが開発するワクチンパスポートの展望【英国アストン大学も注目】

GVEやEXCの近況を知りたい!
話題のワクチンパスポートはどうなる?

こんな疑問を解消します。

 

スタートアップDBによると、GVE株式会社の現在の時価総額は1,117億円。

昨年から倍になりました。同様に株価も倍になっているでしょう。

 

現在、国内スタートアップ評価額ランキングの10位(※フォースタートアップス調べでは7位)に位置しています。

 

また、日本経済新聞をはじめとする各種メディアでは、GVE株式が開発したワクチンパスポートが取り上げられています。

アストン大学との連携も始まり、GVEのワクチンパスポートが世界標準となる可能性が出てきました。

 

今回は、GVE株式会社に関するこの1年間のアップデートと、GVEの事業セグメントのうち特にワクチンパスポートについて解説します。

記事の内容
・ GVEの4つの事業セグメント
・ ワクチンパスポートの展望
注意事項
・ EXコインLabの記事の内容は、すべて当サイトによる独自の考察であり、GVE社およびEXCとは一切の利害関係を持ちません。開発者非公認のサイトである点ご留意ください。

GVEの事業セグメント

world

現在のGVEの事業セグメントは大きく4つあります。

 

セグメント一覧
① CBDCプラットフォーム
② 外貨準備高ユニオン
③ オンラインシステム・プラットフォーム
④ ワクチンパスポート、電子カルテ、健康寿命の延伸プラットフォーム

 

共通していることは、すべてDXプラットフォームであるEXCを活用したプラットフォームビジネスであるということです。

これまでは①と②のビジネスを中心に解説してきましたが、コロナ禍で③と④が一気に加速し、国際的な一大産業に発展しようとしています。

 

順に解説していきます。

① CBDCプラットフォーム

セントラル・バンク・デジタル・カレンシー(CBDC)はGVEのメインビジネスです。

 

下記の記事で解説した通り、現在はネパールでEXCプラットフォームを導入するプロジェクトが進行中です。

 

 

コロナ禍で多少の遅れはあると思われます。本格稼働は2022年から2023年になるのではないでしょうか。

② 外貨準備高ユニオン

EXコイン(EXcoin®)の別称が外貨準備高ユニオンです。

 

現状では上場時の価格である12,000ドルから20%程度のボラティリティ(価格変動幅)がある状態です。

他の仮想通貨の高騰やGVEの株価の上昇を踏まえるとかなり割安な状態ではありますが、実際にEXコインの価格が上昇するためのカタリスト(きっかけ、材料)がまだありません。

 

具体的には、下記のイベントがEXコインの価格上昇のカタリストになるでしょう。

 

① GVE株式会社の上場
② EXコインの他の取引所への上場
③ GVE株式会社の他のビジネスラインの成功

 

③については、直近ではワクチンパスポートのビジネスセグメントが期待されています。

③ オンラインシステム・プラットフォーム

EXCプラットフォームは、CBDCのみならず、理論上サーバを利用するあらゆるビジネスに転用できます。

近年では企業による情報漏洩が問題となっており、潜在的にかなりニーズのある分野です。

 

EXCプラットフォームは量子コンピュータでもハッキングすることができず、情報管理に関する企業の問題を解決することができます。

GVEの公式サイトでは、以下が例示されています。

プラットフォームの活用例
・ PBDCでの民間金融機関との協業
・ スマートシティの実現のためのアプリ開発会社
・ デジタル給与振り込みアプリの会社
・ 携帯電話会社との提携
・ サブスクリプション型ECサイトの運営
・ ポイントシステムの運営
・ Private sector Bank Digital Currency

④ ワクチンパスポート、電子カルテ、健康寿命の延伸プラットフォーム

ワクチンパスポートはこの一年で大きく進展があったセグメントです。

GVEのEXCプラットフォームを活用したワクチンパスポートは、英国Royal Society提唱する12の要件を世界で唯一満たす存在として注目を集めています。

ヘルスケアは国際的な一大産業であり、EXCプラットフォームと相性の良い分野です。将来的には電子カルテの導入も見据えます。

 

今回は、ワクチンパスポートをメインに見ていきます。

GVEはオックスフォード大学ホランダー教授と連携

oxford

GVEは英国オックスフォード大学のホランダ教授と協力関係にあります。

ホランダ教授は国際的な免疫学の権威であり、新型コロナウイルス感染症やワクチンパスポートについても深い知見をお持ちです。

結果として、GVEのワクチンパスポートは世界トップの研究者から見ても非の打ち所のない設計となりました。

 

また、ホランダ教授はGVEのマーケティングを担当しているGlobal Advisory Boardのメンバーにも名を連ねています。

 

ちなみに、Global Advisory Boardには国際的に著名な錚々たる顔ぶれが並んでいます。

GVE社CEOの房広治氏を各国のキーマンへ繋ぐという、マーケティング上重要な役割を果たしています。

英国Royal Society 「12のワクチンパスポートの課題」

London

2021年2月19日、英国Royal Societyは「12のワクチンパスポートの課題」というレポートを発表しました。

 

メインの論点としては、下記の3つに集約できます。

Royal Society:ワクチンパスポートの課題
① 国際規格化(互換性、拡張性)
② プライバシーの保護
③ 改ざん・偽造防止、真正性の確保

①について、すでにISO/IEC 24643 (Ecma-417:Distributed Real-time Access System)の規格を満たしているため、GVEだけが持つ高い技術力とその強みが国際的に認知されています。

 

②と③についても、現状ではGVEのワクチンパスポートは他の追随を許していません。

GVEのワクチンパスポートはEXCプラットフォームを活用しているため、「プライバシーの保護」と「真正性の確保」は国際特許に裏付けられた唯一無二の技術によって強みを発揮できる分野です。

 

今後はGVEのワクチンパスポートを国際規格化して世界のデジュール・スタンダードとすることができれば、国際的に広く導入される可能性が高くなります。

 

ISOなどの公的な標準化機関で合議制により認証された規格は、デジュール・スタンダード(De Jure Standard)と呼ばれています。

房広治氏がEcmaの経営会議メンバーに参加

conference

GVE株式会社CEOの房広治氏は、国際標準化団体Ecma-Internationalの経営会議メンバーに加入しました。

Ecma-InternationalのISO Joint Committee 1では、ITの国際規格を作成しています。

 

Ecmaというとあまり馴染みがない方が多いと思いますが、CD-ROMのようなITに関連する多くの製品は、Ecmaのドラフトを経てISO規格となってきた歴史があり、非常に大きな影響力を持つ団体です。

ハイテクのトップ企業や国際標準化の専門家が中心メンバーであり、日本のベンチャーであるGVEからの加入があったことは驚きです。

房広治氏がアストン大学の客員教授に就任

university

2021年3月、房広治氏はアストン大学のサイバーセキュリティセンターの客員教授に就任しました。

房氏のサイバーセキュリティ分野における高い専門性を評価されてのことでしょう。

アストン大学とは

アストン大学は、ガーディアン紙の「ユニバーシティ・オブ・ザ・イヤー2020」に選出され、The Times Higher Education ランキングからは、最も起業家精神に富んだ大学分野でトップに選ばれています。

GVEによると、「サイバーセキュリティ分野の専門家として有名なサイバーセキュリティセンター長のベンソン教授とサイバーセキュリティ分野や国際規格化で共同研究をしていく予定」とのことです。

注目の記事

そのアストン大学から、「Aston University cyber security experts could hold key to vaccine passport rollout(アストン大学のサイバーセキュリティ専門家がワクチンパスポート導入の鍵を握っているかもしれない)」という記事が発表されました。

 

房氏とGVEが開発したワクチンパスポートを紹介する内容で、「(訳)ワクチン認証の信頼性をリアルタイムでグローバルに確認できる初めてのシステムになると確信している」と意見を表明しています。

GVEのテクノロジー

記事の中で、技術的な面について房広治氏は以下のようにコメントしています。

 

「現在のEUのグリーンパス構想やWHOの構想では、個人情報保護と偽造防止の解決策を見出すのに苦労しています。今回提案するシステムは、この2つの課題を解決するものです。私たちのソリューションは、セキュアかつこれまで他社が実現できなかった様々な問題を解決しました。」

すべてのデバイスに固有の参照番号を付与するクラウドセキュリティサーバーを持つことで、英国王立協会(The Royal Society)が指摘する技術的な問題を解決しています。」

「これは、世界のデジタル認証にとって大きな一歩となるでしょう。ワクチン・パスポートだけでなく、人々の個人情報についても当てはまる話です。このフレームワークは、日常生活をより安全でシンプルなものにします。

「住所、電子カルテ、銀行口座など、すべての個人情報を、自分が選んだ第三者と個別に、かつ即座に確認できるようになります。それは、住宅購入の手続きやナイトクラブへの入場など、何でもあります。」

(※筆者翻訳)

 

すべてのデバイスに固有の参照番号を付与するクラウドセキュリティサーバーが、GVEの開発したワクチンパスポートの特徴の一つです。

これはEXCプラットフォームの土台となるGVE HSMを活用しているからこそ実現できる方法で、他の企業では技術的に難しいと考えられます。

 

「すべての個人情報を、自分が選んだ第三者と個別に、かつ即座に確認できるようになります」とありますが、これは自分の個人情報を誰にどの範囲まで開示するかを細かく設定できるということです。

この点、外で落としてしまうと重要な情報が流出してしまう日本のマイナンバーカードとは一線を画します。

GVEのワクチンパスポートが国際規格になるシナリオ

ワクチンパスポート

日本経済新聞によると、日本政府は今夏から紙媒体のワクチンパスポートを発行する予定です。

ワクチンパスポートの発行自体は、経済正常化に向けて必要な取り組みです。

 

しかしながら、ワクチンパスポートの有効性を確認するのは現地の空港等であり、紙媒体では改ざんや偽造に対応することができません。

いずれは真正性の証明が容易な信頼性の高いデジタル方式のワクチンパスポートへ移行する必要があります。

デジタル・ワクチンパスポートの要求水準は高い

EUが先行してデジタル方式のワクチンパスポートを導入していますが、残念ながら英国Royal Societyの12の要件を満たしていません。

前述した問題点は依然として残る状態となっています。

 

これは、突き詰めていくと仮想通貨のマネーロンダリングがおこる原因に関連する同じ問題に行き着きます。

決済の分野におけるEXCプラットフォームの優位性は、そのままワクチンパスポートの分野にも適用することができます。

デジュール・スタンダードへの道のり

房広治氏がEcmaの経営会議メンバーへ加入したことで、GVEのワクチンパスポートがデジュール・スタンダードになる可能性は高まっていると考えられます。

 

アストン大学の記事の添付資料には、下記の記述があります。

 

Aston may want to pursue making vaccine passports use-case as the Part 2 of the ISO/IEC 24643. The Ecma-International TC51 meeting for Ecma-417 (ISO/IEC24643) took place on 1st June to proposed change in August 2021

 

アストン大学は、 ISO/IEC 24643のワクチンパスポートのユースケースを提案しています。

記事の内容からして、このユースケースとしてGVEのワクチンパスポートが候補として上がってきても違和感はありません。

 

仮にユースケースとして採用されれば、GVEのワクチンパスポートが世界のワクチンパスポートのスタンダードとなるかもしれません。

GVEの公式ロゴマークが決定

GVE Ltd

 

GVEの公式ロゴマークが決定しました。

 

房氏は「ロゴや名前に時間や予算をかけない」というポリシーを持たれており、今回のロゴも作成のためにリソースは割いていないと思われます。

 

ひと目で「ハイテクの会社」であることがわかり、視認性も高く非常に良いデザインだと私は思います。

GVE株式会社の現在の株価と時価総額

チャート

房氏のメルマガで、GVE株式会社は新たに資金調達を行うことが明かされました。

株価については、機関投資家にしか手が出ない価格になっているとのことです。

 

時価総額については、前回の資金調達で558億円から1,117億円と2倍になったことを踏まえると、今度も2倍の2,234億円になるのでしょうか。

その場合、国内のスタートアップの評価額ランキングでは2位にランクインします。

株価の計算

ちなみに、株価は簡単に計算することができます。

 

決算公告によると、現時点ではGVEの発行済株式総数は23,255株。

スタートアップDBによると、時価総額は1,117億円です。

 

時価総額の計算式
時価総額=株価×発行済株式数

 

上記の計算式に当てはめると、1,117億円÷23,255株 = 4,803,268円

一株あたり約480万円です。

 

仮に今回の資金調達で時価総額が2倍の2,234億円へ上昇する場合、

2,234億円÷23,255株 = 9,606,536円

一株あたり約960万円になります。

 

米国の有力なテック企業と比較すれば、これは驚くような数字ではありません。

 

 

実際の数字については、房広治氏の「Nothing to lose! 失う物は何も無い。」のまぐまぐLiveで話がありました。

有料の内容のためここでは触れませんが、興味のある方は登録してみてください。

房広治氏の著書が発売へ

book

房氏がデジタル通貨に関する書籍を執筆中とのことです。

こちらも詳細はメルマガを参照いただきたいですが、発売されればEXCがより注目を集めることは間違いありません。

まとめ

summary

コロナ禍を経て、GVE株式会社の事業セグメントは広がりを見せています。

中でもワクチンパスポートのビジネスは国際的に注目を集めており、目が離せません。

 

ワクチンパスポートビジネスの成功は、EXコインの価格にも波及していくことでしょう。

2021年度中にも大きなニュースがあるかもしれません。

 

EXコインLabとしても、動きがあれば随時アップデートしていきます。

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