房広治氏のフィンテック企業GVE株式会社が上場準備へ【株価を予想】

・GVE株式会社は上場を目指しているの?
・時価総額と株価はどのくらい?

こんな疑問に答えます。

 

結論、GVE株式会社の時価総額は558億円

上場準備中のベンチャー企業の中で10位以内に入っています。

 

産経新聞によると、GVE株式会社は上場準備に入りました。

 

日本のフィンテック(金融とITの融合)ベンチャーであるGVE(東京都中央区)が、米ファンドのエボルーション・ファイナンシャルグループ(米カリフォルニア州)などから総額約2500万ドル(約27億円)の出資を受けたことが3日、分かった。これにより、同社の株価価値(上場企業の時価総額に相当)は558億円となった。上場を準備している日本のベンチャー企業の中で10位以内に入ったとみられ、同社は上場準備に乗り出す。

 

前回の記事では、ネパールにおけるデジタル決済プラットフォームの導入決定について解説しました。

今回は、GVE株式会社がいつ上場するのか、時価総額はどのくらいになるのかについて考えます。

記事の内容
・ GVEの株価と時価総額
・ GVEと競業他社の比較
・ EXコインへの影響
注意事項
・ EXコインLabの記事の内容は、すべて当サイトによる独自の考察であり、GVE社およびEXCとは一切の利害関係を持ちません。開発者非公認のサイトである点ご留意ください。

この記事の目次

株式会社の時価総額と株価

チャート

GVEの時価総額は558億円。投資家からはその将来性を高くされていることが伺えます。

 

一方、株価は現在公表されている情報からは計算することができません。

 

株式会社の時価総額は通常下記の式で算定可能。

 

会社の時価総額算定式
時価総額=株価×発行済株式数

 

時価総額は判明しているので、今後発行済株式数がわかれば算定することができます。

将来的な株価と時価総額の予測

GVEの将来的な時価総額や株価を予測する上では、同業他社をベンチマークとして比べるのがわかりやすいでしょう。

 

たとえば、送金サービスを提供するPayPalの時価総額は約1,700億ドルです。

ネパールでのEXCプラットフォーム導入が完了すると、GVEが提供するサービスの利用者の規模はPayPalにも対抗できる規模になると考えられます。

 

HSMを標準搭載するEXCプラットフォームのセキュリティは軍事レベルであり、すべてのNFC端末との互換性があるため、ユーザビリティの観点からもPayPalのプロダクトと同等以上です。

 

そう考えると、将来的にはPayPalの時価総額に追いつくと仮説を立てることができます。

GVEの資金調達方法

GVE Ltd

GVEは、第三者割当増資によって27億9,600万円を調達しました。

その大部分は、米ファンドのエボルーション・ファイナンシャルグループ(米カリフォルニア州)から出資されているようです。

 

STARUP DBのサイトでは、未上場企業の資金調達金額を知ることができます。

GVEの調達額は他社よりも桁が一つ大きいことがわかりますね。

エボルーション・ファイナンシャルグループとは

ウォールストリート

エボリューショングループは、世界的に著名な米国の金融機関です。

 

エボリューションは、金融取引、トレーディング、投資銀行業務、および債権回収を取り扱う統合金融ビジネスグループです。

 

GVEは、当該グループ傘下のファンドであるエボリューション・キャピタル・マネジメントから出資を受けたと考えられます。

 

今回の資金調達では、投資家によるGVEの事業内容への期待はもちろんのこと、CEOの房広治さんが世界的に著名なファンドマネージャーであることも大きくプラスに働いたのではないでしょうか。

他社との比較

company

STARTUP DBによると、企業価値ランキング上位10社は下記の通りです。(2020年4月1日時点)

順位 社名 事業内容 推計企業価値(億円)
1 Preferred Networks 機械学習・深層学習など最先端技術の実用化 3,572
2 クリーンプラネット 凝縮系核反応を用いた新水素エネルギー実用化研究 1,298
3 スマートニュース スマートデバイスに特化したニュースアプリ「SmartNews」 1,222
4 TBM 紙やプラスチックの代替となる新素材「LIMEX」 1,218
5 リキッドグループ 仮想通貨取引に流動性を提供する金融サービス「Liquid by Quoine」 1,208
6 TRIPLE-1 半導体のシステム「KAMIKAZE」の開発 1,032
7 Spiber 人工合成クモ糸「クモノス(QMONOS)」 1,007
8 パネイル 電力小売プラットフォーム「Panair Cloud」 767
9 Paidy 後払い決済サービス「Paidy」 619
10 ティアフォー 「Autoware」を活用した自動運転システムの開発 543

出典:「スタートアップ想定時価総額ランキング 最新版(2020年4月1日時点)/ STARTUP DB」

 

GVEの時価総額は558億円なので、10位のティアフォーを上回ります。

 

5月からはGVEがランキングに食い込むことになりそうですね。

GVEの上場まで何年かかる?

idea

当サイトでは、GVEは2022年から2023年を目処に上場すると予想します。

予想の根拠

GVEの事業内容や時価総額の観点からは、すでに上場が可能な実力と規模を有しています。

しかし、日本では上場の条件として下記の2点が定められています。

① 売上高の基準…一定の売上高
② ショートレビュー…監査法人による2年間の調査

 

①について、現在プロジェクトが進行中のネパールにおけるEXCプラットフォーム導入では、2022年の事業開始が目標とされています。

そのため、遅くとも2022年までには大規模な売上が立つはずです。

 

②について、GVEがいつ監査法人との契約を結んでいるかは不明ですが、最低2年間を要する点が上場にあたっての制約となります。

EXコインの価格への影響

EXコイン_ロゴマーク

GVEはCBDC(セントラル・バンク・デジタル・カレンシー)を開発するフィンテック企業であり、GVEの上場はEXコインの価格に対して直接の影響を及ぼしません。

本来GVE社の株価とEXCコインの価格は無関係だからです。

 

しかし、GVEの知名度が上がり注目されることになれば、EXCプラットフォーム上で流通するEXコインも脚光を浴びます。

 

EXコインの特徴は、時価総額の50%以上を常に貯蔵し、価格がピークから半額以下にならないこと。

そのため、GVE社の株価に対してEXコインが割安であると考える投資家が現れ、EXコインの価格は間接的にポジティブな影響を受ける可能性があります。

 

 

EXコインの記事は下記にまとめているので、ご活用ください。

 

>>EXコインの記事

まとめ

summary

GVE社の時価総額は558億円。

上場準備中のベンチャー企業の中で10位以内に入っており、上場に向けて動き出しています。

 

メディアを通して新しい情報が出ることを期待して待ちましょう。

 

GVEについての他の記事を下記にまとめているので、ぜひご活用ください。

 

>>GVE社の記事

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