・将来的な目標は?
こんな疑問に答えます。
結論、EXコインの上場時の時価総額は約144億円です。
そして、EXコインは将来的に世界の法定通貨市場の1%のシェアをとることを目標にしています。
EXコイン開発者のビジョンや鳥瞰図を知ることで、EXCがどれくらいの時価総額を目指しているのかを推測できます。
そうすれば長期的なチャートの予測も可能になるので、投資する前に知っておくべきです。
今回はEXコインの時価総額と長期目標をテーマに掘り下げます。
・ EXコインの長期目標と鳥瞰図
この記事の目次
「小さく生んで大きく育てる」
EXコインは仮想通貨(暗号資産)として世に出ましたが、本質的には仮想通貨の枠に収まりきりません。
そもそもの根本的な思想が他の仮想通貨とは異なりますし、世の中に出回っているあらゆるペイメント・システムに対抗できるだけの機能性・セキュリティを有しています。
EXコインの開発陣は、「小さく生んで大きく育てる」という戦略をとりました。
まずは規制の面で有利な仮想通貨の市場から始めて、コストがかかりEXCの純資産価値を減少させることになる一切のマーケティングは行わずに、その本質的な価値を理解できるコアなファンを徐々に増やしていくのです。
気づいたときには一定のシェアを得ていたという既成事実を作ってしまえば、グローバル企業による圧力や、国家による介入にも対抗することができます。
EXコインの実証実験期間
EXコインは2018年の11月30日に海外取引所のBigBoss(FOCREX)に上場しました。
上場してしばらくは出来高が少ない状態でした。
この理由として、上場してからの一年間は、EXCのセキュリティの安全性を証明するためのトラック・レコードとしての期間を兼ねていることが挙げられます。
房さんがDaiGoさんの放送に登場した際、「実証実験」という表現を用いているから、上記のように解釈できます。
EXコインのチャートからわかること
「草コイン」と呼ばれるほとんどの仮想通貨は、上場前のマーケティングに多額の資金を費やし、支持者を買い煽ることで価額を釣り上げてきました。
なぜなら、Ethereumのプラットフォームを活用した仮想通貨は簡単に創り出すことができるので、開発費用はそれほどかからないからです。
多くの場合上場直後に仮想通貨のチャートはスパイクの形を描き、開発陣は売り抜けてしまいます。
このようなプロジェクトが蔓延していたのが仮想通貨バブルの実態でした。
そのイメージが強い方には、ボラティリティが低く安定して上昇を続けるEXコインのチャートは異質に思えるかもしれません。
一般的な仮想通貨とは異なり、EXコインはファンダメンタルズ(本質的な価値)に基づいて、堅調に価額が上昇していくことを目指しています。
EXコインの上場から一年後
上場から数ヶ月が立ち、だんだんとEXコインの価値に気づく方が現れてきて、それに伴い仮想通貨取引所での出来高も増えてきました。
とはいえ、現状ではまだまだ世間での認知度は低いと思います。例えば街を行く人50人に「EXコインを知っていますか?」と質問をしたら、一人知っていれば良いほうでしょう。
EXコインの優位性【特許戦略】
それでも、世界にはEXコインの価値に気づいている国家や有力者がいます。
理由としては、開発者の影響力の大きさが挙げられます。
房広治さんは日本トップのM&Aバンカー・ファンドマネージャーとして、世界の金融市場から高い支持を得ています。
オックスフォード大学のアドバイザーも務めており、オックスフォードではIMFや電子通貨に関する講演を行われたそうです。
日下部さんは世界で使われているFeliCaを発明された方ですから、エンジニアリングの世界では高い知名度を誇ります。
かつて、Appleのスティーブ・ジョブズは日下部さんが在籍していたSONYの製品・技術をリスペクトしていました。
また、仮想通貨としては初の特許を取得していることも、プロジェクトの実力を裏付ける大きな要素のひとつです。
今年の冬以降、EXCプラットフォームの導入を本格的に検討し始める国家が現れるのではないかと私は考えています。
仮に一国の中央銀行がEXCプラットフォームを採用する場合、外貨準備高ユニオンとしてEXCトークン(EXコイン)と法定通貨の通貨スワップを結ぶことも可能です。その場合、EXコインのデジタル・セントラル・バンクにはUSドルに転換した法定通貨が蓄積されます。
一方で、EXCプラットフォームを採用した国は運用コストがほとんどかからないセキュアな決済システムを構築でき、さらにEXCトークン(EXコイン)の値上がりによる恩恵を受けることができます。
世界における決済の現状
例えば、ミャンマーではスマホの普及率が約60%であるのに対して、銀行口座の普及率はわずか約10%にすぎません。
EXコインはNFCを搭載するすべてのスマホとの互換性がありますから、スマホさえあれば全ての決済を0.2秒で行うことが可能です。
店舗にもスマホを一台置いておけばレジの役目を果たしてしまいます。
発展途上国では、銀行のシステムを普及するよりもスマホを活用した決済システムを構築するほうが、様々な面で合理的なのです。
エジプトでは現金の運搬コストが莫大であるためすべての種類の十分な紙幣が供給されていないという理由で、店での会計の際にお釣りが返ってこないという現状があります。
また、日本では年間2兆円の現金運用コストがかかっています。国土が広いアメリカでは年間20兆円、ロシアでも同様に(推定)20兆円です。このようなコストを削減できれば、その金額は国家の成長因子へと転換できるのです。
EXコインの最終的な目標
EXコインの最終的な目標は、世界の法定通貨市場の1%のシェアをとることです。
世の中に流通している法定通貨の金額は、どれくらいだと思いますか?
その金額は日本円にして約1京です。観測できる範囲だけでこれだけの通貨供給量があり、デリバティブを含めればこの額はさらに膨らむと言われています。
1京の1%は100兆ですから、仮に実現すると上場時の時価総額からは約1万倍の規模感になります。
EXコインの技術特許は20年間有効ですから、少なくとも20年間は他社への優位性があります。それまでにこの目標を達成できる可能性はあると私は見ています。
最後に、100兆円のイメージが湧かない方もいると思うので、馴染みのあるところで具体例を示します。
GAFAの一角であるAppleは1兆ドル(当時のレートで113兆円)の時価総額を記録しています。後にAmazonも1兆ドルをつけました。
まとめ
EXコインの上場時の時価総額は約144億円です。
長期的には、世界の法定通貨市場の1%のシェアをとることを目指しており、実現すれば時価総額は1万倍になります。
EXコインの価格について、開発陣の「小さく生んで大きく育てる」という戦略を考慮すると、上場後しばらくの間は大きな変動はなく、安定して上昇を続けると考えられます。
一国の中央銀行がEXCを導入する等の転機が訪れると、チャートは傾きを変えるのではないでしょうか。