EXコイン(EXC)の価格と時価総額【将来すべて発行されたらどうなる?】
・EXコインがすべて発行されると価格はいくらになるの?
・2,100万枚のEXCが発行されたときの市場シェアはどのくらい?

こんな疑問に答えます。

 

結論、EXコイン1枚あたりの価格は約21億円、上場時から持ち続けていた場合には約1,750倍になります。

TwitterでEXコインの価格と時価総額が話題になっていたので、こんなツイートをしました。

EXコインは、価格が1ドル上昇するたびにEXCトークンが新たに1枚発行される設計となっています。

これはいままでになかった革新的な考え方であり、日本ではこれに関連する特許が成立しています。

 

しかし、その画期的な仕組みであるがゆえに、価格と時価総額の捉え方が少しわかりにくくなっています。

今回はこの点を整理しつつ、将来2,100万枚すべてのEXCトークンが発行されたときの価格と相場について考えてみます。

記事の内容
・ EXコインがすべて発行されたときの規模感
・ EXコインを長期保有した場合に得られる可能性のあるリターン
注意事項
・ EXコインLabの記事の内容は、すべて当サイトによる独自の考察であり、GVE社およびEXCとは一切の利害関係を持ちません。開発者非公認のサイトである点ご留意ください。

この記事の目次

EXコインの時価総額と価格の関係

時価総額

時価総額の算定方法

下記は、仮想通貨の時価総額を算定する際の前提となる式です。

言葉の公式:仮想通貨の時価総額
時価総額=単価✕総発行枚数

EXCの場合、GMF(Global・Monetary・Foundation=デジタル・セントラル・バンク)からの発行枚数と1枚あたりの単価はドル建ての場合等しくなります。

そのため、EXCの場合も同様の方法で時価総額を算定できます。

言葉の公式:EXコインの時価総額
EXCの時価総額=EXCの単価✕GMFによるEXCの総発行枚数

価格の算定方法

EXコインは、価格が1ドル上昇するたびにEXCトークンが新たに1枚発行される設計となっています。
1枚目のEXCが発行されたときの単価(1枚あたりの価格)は1ドルであり、2枚目のEXCが発行されたときの単価は2ドルになります。

そのため、USドルでの計算を前提にすると、下記の式が成立します。

言葉の公式:EXコインの単価
現時点のEXCトークンの総発行枚数=現時点のEXCトークン1枚あたりの単価

2,100万枚が発行されたとき

EXCトークンの最後の1枚が発行されたときの価格と時価総額を分析してみます。

EXコインの価格はどうなる?

EXコイン(EXC)が1枚あたり12,000ドルでBigBossに上場したときの総発行枚数は12,000枚でした。

将来2,100万枚すべてのEXCが発行されたときには、1枚あたりの単価は2,100万ドルになります。

1ドル/100 で換算すると、2,100,000,000円。約21億円です。

仮にEXCが上場したタイミングの12,000ドル(約120万円)からEXCを所有し続けていた場合には、約1,750倍になる計算です。

EXコインの時価総額はどうなる?

公式に基づき、下記の計算式で算定できます。

2,100万枚✕2,100万ドル=441,000,000,000,000ドル

1ドル/100 で換算すると、約4京4,100兆円です。
ここまでいくと、世界の決済システムのほとんどを代替した上で、株式や債券のような投資マネーもかなり流入していると考えられます。

2,100万枚発行後の世界

世界

EXCトークンが2,100万枚発行された後の世界を考えてみます。

世界の富の合計とEXCが占める割合

世界銀行のThe Changing Wealth of Nations 2018 : Building a Sustainable Futureによると、現在世界の富の合計は約11京円あります。

そのうち、現金および同等物として流通する金額は約1京円です(日本経済新聞: 世界のカネ1京円、10年で7割増 実体経済と乖離鮮明)。

将来的にこれらの金額はさらに膨張していく可能性が高そうですが、2,100万枚発行時点のEXCは、世界のキャッシュレス化をほとんどの国において実現した上で、株式市場やFX、デリバティブの市場も一定割合取り込んでいる状態にありそうです。

買いオペの仕組みはどうなる?

買いオペレーションについて考えていきます。

買いオペレーションの仕組み

EXCでは、市場のボラティリティ(価格の変動)を低減させて価値の保存機能を担保するために、デジタル・セントラル・バンクによる買いオペレーションが行われます。

特許を取得しているこの今までにないシステムによって、どの時点でEXCに投資したとしても常に53.24%以上の勝率が期待できる設計となっています。

そして、この仕組はEXCに無償の「オプション」としての価値をもたらしています。

このような仕組みは、EXCの価格が1ドル上昇するたびにEXCトークンが新たに1枚発行されるという特殊な設計により可能となっています。

具体的には、下記の公式に基づき、デジタル・セントラル・バンクには常に時価総額の2分の1に相当する価値の法定通貨が貯蔵されていきます。

公式:Digital Central Bankが保管する法定通貨の価値
過去の最高値がNドルである場合の準備高は、
=$(1+N)*N/2
したがって、EXCトークン1枚あたりの準備高は、
$(1+N)/2

そのため、2,100万枚のEXCが発行されたときにも、デジタル・セントラル・バンクにはその時価総額の50%以上の法定通貨が貯蔵されており、価格が50%を下回ることがないように価値の保存がなされます。

21,000,001枚目のEXコインは発行されない

しかしながら、2千百万1枚目のEXCトークンが発行されることはありません。
なぜなら、EXCの最大総発行枚数は2,100万枚と定められているからです。
そのため、これよりもあとのステージになると、価値の保存のルールは変わることになります。

ここで、重要な二点を確認しておきます。

① EXコインの価格に上限はない

2,100万枚が発行上限といわれると、EXCの価格は2,100万ドルが上限なのではないかと思われる方もいらっしゃると思います。

しかし、実際には発行上限を迎えた後も需要と供給に応じて価格は上昇する余地があります。

価格が上昇するときには青天井、下落するときには価格の保証があるというEXCの基本原則は変わりません。

② 買いオペが完全になくなるわけではない

たしかに、時価総額441兆ドルを超える範囲については、法定通貨を貯蔵するための公式が適用できなくなります。

しかしながら、次の2つの理由から、引き続き買いオペが行われる余地があります。

1. デジタル・セントラル・バンクには、時価総額の50%を大幅に超える法定通貨が貯蔵されている可能性が高い
2. 将来的に買いオペレーションの発動基準が引き上げられる可能性がある

まず「1.」についてですが、デジタル・セントラル・バンクは24時間休まずに買いオペレーションを実施しています。
具体的には、価格がピークから50%に達すると買いオペが始まり、法定通貨を放出してEXCトークンを引き取ります。
その後価格が上昇に転じると、買いオペによって取得したEXCトークンを市場で売却します。

そのため、デジタル・セントラル・バンクには、一連の買いオペレーションによって売却益が蓄えられる可能性が高いと考えられます。

 

次に「2.」についてですが、将来買いオペレーションの発動基準が引き上げられる可能性があります。
例えば、ピークから価格が40%下落した段階で買いオペが発動するようにホワイトペーパーが改定されれば、価値の保証の範囲は実質的に時価総額441兆円よりも先へ及ぶことになります。

開発者の房広治さんが出した結論

このような、EXCトークン2,100万枚を発行した後の世界でデジタル・セントラル・バンクがどのような運用を行っていくかについて、開発者の房広治さんはその方針に一つの結論を持たれています。

EXCプロジェクトを通して一貫して重んじられている、「公正さ」が感じられるものでした。

それは、どのような結論だと思いますか?

まとめ

summary

2,100万枚すべてのEXコインが発行されたとき、EXコイン1枚あたりの価格は約21億円、上場時から持ち続けていた場合には約1,750倍になります。

それだけの市場規模に到達した後でも、EXコインの3大特徴のひとつである「投資家保護の仕組み」は維持されると考えられます。

なお、将来の価格がどうなるかの目標と予想については、下記の記事をご覧ください。

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